東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
グリオーマ 脳腫瘍のアビーちゃんー②
2017年08月14日 (月) | 編集 |
【4日目】
発作が止まらなかったボストンテリア11歳のアビーちゃん。

最新設備の整う動物病院にて治療中です。

脳の炎症が少し落ち着き、昨日あたりから寝ている間の遊泳運動もなくなってきました

そしてついに目が覚め少しずつ水を飲むまでに


この姿が見たかった。
本当に。

命はいつも生きる方向に向いています。



【8日目】
数日前から飼い主さまを少しずつ認識し始めました


飼い主さまの胸に広がるのは「アビーありがとう、頑張ってくれてありがとう」
IMG_00a52.jpg

喜ぶアビーちゃんの姿。犬は飼い主さまが大好きなんだと心から実感します。

【14日目】
本日なんと

退院です!!!
IMG_00a53.jpg


私たち獣医師は往診医であれ、在院医であれ、気持ちは同じ。

飼い主の元で元気に過ごす日を願って治療に専念する。

退院の日、病院からの帰り道。いつもお散歩で見ていたお空は今日も青いね。
IMG_00a56.jpg

アビーちゃん、ドキドキするね

おうちに帰るんだよ。

パパとママの方がドキドキしてる!笑

そしてお家に帰ったアビーちゃん。

2週間おうちを開けたので最初はちょっとそわそわ。

でもご飯もしっかり食べ、大好きな場所でまったり
IMG_00a60.jpg

大好きなパパのそばで大好きなかみかみ。


言葉が話せないけど気持ちは伝わります

治療はまだこれからがスタートになりますが、でも、おうちに帰れること、飼い主さまの笑顔が溢れること、何よりの喜びです。

アビーちゃん、退院おめでとう。

そしてこれから一緒にがんばろうね

動画やお写真は同じ疾患を持つ飼い主さまに少しでもお力や参考になれたらと飼い主さまがご提供くださっています。

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com

グリオーマ 脳腫瘍のアビーちゃんー①
2017年08月12日 (土) | 編集 |
「発作が止まらないんです!!」

そんな連絡を受けてすぐに向かったのは、夜22時頃。

ボストンテリア、11歳のアビーちゃんです。

すぐに確認すると、意識がやや朦朧とする中、落ち着いているかな?と思った瞬間、口をくちゃくちゃし始め泡を吹き発作が起きる。

数十秒で発作が落ち着いたかな?と思うとまた全身性に発作が起きる。

すぐに発作止めを注射。

一般的な血液の異常がないかすぐに血液検査

発作を誘発するような血液の異常はない。

脳疾患が強く疑われます。

発作止めの注射で少し落ち着いたように思われた発作。

しかし、さらに発作が頻発。


翌朝、最新設備の整う医療センターに連絡を取り救急搬送していただきました

すぐに脳のMRIを撮影。

MRIの結果はグリオーマ(神経膠腫)という脳腫瘍の疑いです。

今何がしてあげられるか!?

願うのはまずは発作を止め、そして可能であれば飼い主の元へもう一度元気に戻してあげたい

脳の炎症が強いので、まずはとにかく炎症を抑える治療を。

【入院1日目。麻酔で眠らせ発作を止める。】
IMG_9a763.jpg

グリオーマ、別名、神経膠腫とも言われます。

いわゆる『脳腫瘍』です。

脳腫瘍は、髄膜腫だとか、神経膠腫だとか、星状細胞腫だとかいくつか種類があるのですが、これを確定診断するには組織検査が必要となるので犬では人ほど脳腫瘍の分類までは行われません。

しかし、今はMRIなどの画像検査が可能となり、それぞれの脳腫瘍はある程度画像上の場所や見え方により脳腫瘍の種類を推測することができます。

犬の脳腫瘍は脳幹や小脳よりも大脳に発生することが多いです。

高齢の短頭種に好発します。

症状としては、性格の変化と、運動の機能の異常、痙攣発作が頻繁に見られます。

その他の症状として、旋回運動、運動失調、斜頸、嗜眠、強制歩行、行動の変化、失明、攻撃性の増加、徘徊が見られます。

治療は、ステロイドや抗痙攣薬を使用します。

これらの治療は、根本の治療ではなく、神経症状を抑えてあげたりすることにより動物のQOLをあげる治療です。

抗ガン治療(化学療法)も行われます。

基本的に、殆どの薬剤は脳に到達することができないので、理論的には抗ガン治療は脳腫瘍に効果的ではないと言えます。

しかし、実際には多くの脳腫瘍は脳を破壊するため、抗ガン剤は脳に到達でき、脳腫瘍に効果があると評価されています。


また、脳腫瘍は、腫瘍の範囲によっては外科手術が適応となることもあります。

放射線療法も期待できることがあります。

アビーちゃん懸命に頑張っています。

どうか目を覚まして・・・。

動画やお写真は同じ疾患を持つ飼い主さまに少しでもお力や参考になれたらと飼い主さまがご提供くださっています。

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com


【保護犬さくら-里親募集中】
2017年08月06日 (日) | 編集 |

推定3歳約16kgのmix、避妊手術済み。

名前は「さくら」です。
FullSizeRsender 146


子犬の時に兄弟犬と共に東京都御岳山中で保護され、愛護センターで2年過ごしました。

2016年3月に引き出され、今はお子様のいる優しいご家族の元で新しい家族を待っています。@港区
IMG_8s964.jpg

IMG_6s647.jpg


当院ではさくらを全面サポートさせていただきます。

*今後必要なワクチン、フィラリアなどの予防薬は一生保護犬価格で提供させていただきます。

当院ではさくらが今後新しいご家庭でもすんなりなじんでいけるよう様々なサポートをいたします。

また、当院でおこなっている保護犬プログラムでは、人と何かをする喜び、人の指示に従う楽しさを室内アジリティを通して保護犬たちに伝えています

大きな音がせず、自分だけの空間だから、保護犬たちも心を開きやすくなる。

人と過ごすってhappyだねって知ってもらいたい

6月のさくらの様子


7月のさくらの様子


また、犬が苦手とする場所、口や足先も触らせてくれます😊
IMG_9s036 2




さくらに会ってみたいなぁという方はご連絡くださいね

私も同席いたします

今後もさくらの情報をアップしていきます
FullSizeRsender 145

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com