東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
シニア犬との暮らし方
2018年07月13日 (金) | 編集 |
先日の往診症例です

14歳2ヶ月のゴールデンレトリーバーのビリーちゃんです。
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14歳を迎えた途端、足腰が弱くなり、今では補助なしでは立ち上がることができず、ご自宅で過ごされています。
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今までは欠かさずお散歩に行き、月に1度トリミングにも出されていたそうですが、歩けなくなってからはなかなか行くことができず、お爪が伸びているのが心配ということでご連絡いただきました。

ビリーちゃんは穏やかに往診に伺った私を出迎えてくれました

実は先日全身性の発作が起きたそうです。様子を見ていたところ数分でおさまったとのこと。

今後どのように歩けなくなってきたビリーちゃんと過ごしていけば良いか、一緒に考えました。

ビリーちゃんは足腰は弱っているものの、認知症はそんなになさそう。頭はしっかりしています。

まずは今の健康状態を把握するため、全身の血液検査を

これがびっくり!!パーフェクトです

すばらしい〜

発作に関しては、脳になんらかの問題があると考えられますが、この状態でMRIを撮るメリットがあまりないと判断し、経過観察を行うことにしました。

もし発作が頻発するようなら抗てんかん薬を飲みながら管理

お爪もスヤスヤしている間にカット
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そして歩行の管理。

今は立たせてあげればヨタヨタはしながらも歩くことができます。
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でも、1日寝たきりになればあっという間に筋肉がなくなり歩けなくなってしまいます。

ゴールデンさんは体重があるので、寝たきりになって一番怖いのが褥瘡

なので少しでも自分の足で歩ける時間を作り、そして足腰の筋肉を衰えさせないことが重要です。
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また関節の痛みなども出てきて歩きたがらなくもなりますので、日々のリハビリや、関節炎に効くお薬やお注射などを上手に使って管理することがとても重要です

ビリーちゃんが1日でも長く大好きな家族と穏やかに痛みや苦しみがなく過ごせますように
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動物は病気や治療を理解することはできません。

でも人と暮らす大切な家族だから、その子達が少しでも穏やかな毎日をご家族とご自宅で過ごせるよう、医療の力も使ってサポートしていきたいです

しまペットCLINIC
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急性膵炎のボンちゃん
2018年07月11日 (水) | 編集 |
ちょうど今から1ヶ月前、6月12日に急激な嘔吐と震えが始まった14歳ビーグルのボンちゃん。
携帯に送っていただいた動画から緊急性を感じすぐに往診に伺いました

症状、血液検査、超音波検査から、重度の急性膵炎を発症していることがわかりました

犬の急性膵炎の原因はあまりわかっていないのですが、様々な原因によって膵臓内で消化酵素の前駆体が大爆発を起こし、本来は食べ物を消化するために働く膵臓が、膵臓自らを消化し(自己消化)、大きな炎症を引き起こす疾患です。

炎症が膵臓だけにとどまらず、全身臓器に及ぶと、全身の炎症、多臓器不全に陥ります

ボンちゃんも、膵臓周囲にある、腎臓、肝臓、十二指腸などに重度の炎症が広がりました。

痛みで震えるボンちゃん。
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すぐに血管内に静脈留置をとり、静脈点滴、痛み止め、吐き気止め、などなど積極的治療を開始。

最初の数日は血液検査の数値もぐんぐん上昇

消化管で出血を起こし、真っ黒なタール便が止まらないボンちゃん。
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失う水分がとても多く、輸液をどんどんどんどん入れていきました。

飼い主様も眠れない日々が続きます。

1週間くらい経過した頃でしょうか、ほんの少し状態が改善してきました。
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低脂肪食が基本となるので、最初はおかゆの上澄み。少しでも低脂肪の缶フードを混ぜるとあっという間に消化管の出血が引き起こされます。
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丁寧に丁寧に。

様子を見ながら。

発症から2週間、ようやく静脈点滴から皮下点滴に切り替えました。それでも毎日大量投与です。
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少しずつおかゆの硬さも出し、低脂肪の缶詰も食べられるようになってきました。
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ちょっとでも増やしすぎると真っ黒な軟便が出てきます。

飼い主様がボンちゃんに「ぼんちゃん、もう少しだけ一緒にいようよ」そういってぼんちゃんを抱きしている姿を見たとき、絶対に絶対に治す!と心に誓いました。

ボンちゃんの生きようとする力は強い。飼い主様の想いはあたたかい。

みんな本当に眠れない日々が続きましたが、ぼんちゃんはこたえてくれています。

先日の血液検査では重度の炎症が広がっていた腎臓肝臓の数値はほぼ改善

食欲もあります。でも1回量が多いとすぐに調子を崩してしまうので4回に分けての食事。

ぼんちゃん、あの日から1ヶ月になるね。

本当によく頑張ったね。

もう少し治療は続くけど、でも、一緒にがんばろうね。
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Happyに過ごすために。


しまペットCLINIC
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七夕に願いを込めて
2018年07月08日 (日) | 編集 |
昨日は七夕

全ての犬や猫たちが幸せに過ごせますように。人と暮らすために生まれたその命。

色んな気持ちを理解してくれる犬や猫たち。

優しい空気で包まれて過ごせますように。

七夕に願いを込めて・・・。



去年、短冊に「ナッツがおうちに来ますように」と願いを込めた娘。

翌日、7月8日にナッツが我が家にやってきました。

我が家にやってきた次の日から往診に。

雨の日も、台風の日も、雪の日も、いつも一緒に往診へ

最初はナッツのトイレが心配で、何度も何度も車の荷台でトイレ出しをしたなぁ

今では本当に立派な往診同行犬になりました
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ナッツにはたくさんのお友達がいます。(一方的にナッツが大好きな場合も多いけど(笑))

これからも一緒にたくさんの往診に行こうね!

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これからもナッツ共々どうぞよろしくお願いいたします。

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