東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
高齢とのつきあい
2013年12月27日 (金) | 編集 |
今年も残り4日となりました

2013年、たくさんのワンちゃんネコちゃんたち、そして飼い主さまとの出会いに笑顔あふれる1年となりました。

みなさまに支えられた1年。感謝申し上げます


さて 今年の7月に高知県にお住まいの飼い主さまからあるご相談をいただきました

14才のゴールデンレトリバーのレオくん

半年くらい前から人の姿が見えなくなると吠えるようになり、初めは昼間だけだったのが今は昼間はぐっすりと寝て夜は土を掘ったりウロウロしたり、人がいないと吠えてしまうとのこと。

とてもおとなしい子だっただけに、飼い主さまはとても戸惑われています

皆さまはこれは痴呆だと思われますか?

近隣の動物病院で「痴呆やボケだろう」と診断され、精神安定剤や鎮静剤を処方してもらったそうです

しかし、すぐに薬が効かなくなり、飲んでも飲まなくても様子が変わらないので、不安に思われた飼い主さまから当院にご相談を頂きました。

確かに、14歳の大型犬。  高齢であるのは間違いないです。

そして、少なからず「痴呆」はあると思います。
※現在では、認知機能不全と言います

しかし、レオくんは、飼い主さまがそばにいると吠えませんし、後ろへ下がる事もできますし、名前を呼べば来て、おトイレもちゃんとできます。

レオくんの場合、高齢による分離不安症もあると思われます。

そばにいてあげるだけで落ち着くことができる。普通に生活できるんです

人もそうですが、年をとると、さみしがり屋になったり、ガンコになったり・・・。

犬たちにもそういった精神面の変化も必ずあると思います。

レオくんの飼い主さまは今は色んな工夫をされ、今レオくんにしてあげられる事をとても考えて過ごされています


『吠える』という行動。 また『夜鳴き』という行動。

高齢犬と暮らす飼い主さまにとっては精神的にも身体的にも悩ましい問題の一つです。 

もちろん、痴呆;認知機能不全の動物には、時にお薬が大変有効な場合もあります

しかし、その『吠え』があるとき、ぜひその子をよく観察してみてください

痴呆ではなく、どこか痛くて鳴いている子もいます。さみしくて鳴いている子もいます。何か?を訴えていることもとても多いです。 

そして、そういう事は、お家で飼い主さまにしか気付けないことも多いです。

ぜひ病院に行く前に、その子が何を訴えているのかよく見てあげてくださいね



先日レオくんの飼い主さまがお写真を送ってくださいました

そしてこんなコメントも・・・。

「今思えば、老犬ホームとか寝てくれる薬を毎日ネットで探したりして…よく考えてみると生後2ヶ月頃に家族の仲間入りをしてくれて、今まで沢山の思い出をくれたのに、私は老犬ホームや薬を探して自分の事しか考えてなかったと思います。口では家族って言ってるのに、考えと行動が伴ってないと反省しました。我が子だったらよそへ預けたり薬づけにする考えなんて持たないですもんね」





高齢動物と暮らす飼い主さまにとって、動物たちの日々の変化はとても不安になることがございます

でも、獣医師だからこそ、往診専門だからこそ、できるご提案もたくさんあります

どうぞお気軽にお問い合わせくださいね!

※認知症に関する過去のblogもご参考になさってくださいね
http://shimapetclinic.blog.fc2.com/blog-entry-61.html
http://shimapetclinic.blog.fc2.com/blog-entry-63.html


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