東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
骨・関節炎
2014年02月28日 (金) | 編集 |
『骨・関節炎』

最近のデータで、
12歳以上のネコちゃんの90%以上に骨関節炎
高齢犬の25%以上に骨関節炎
  があるということがわかっています

関節炎にもさまざまな種類があります。 免疫介在性だったり、感染性だったり、老齢性だったり。。

いずれにしても、骨や関節で炎症があるため、犬や猫は痛みで足をかばうようになったり、あまり動かなくなったりします

先日往診に伺った20歳の猫ちゃんも、右の前足を数年前からかばって歩くようになり、病院で検査したところ、『老齢性の骨関節炎』と診断されたそうです。

今は、月に数回往診に伺い、マッサージとリハビリ、点滴を行っています。

今は犬も猫も室内で暮らすことが多くなり、また、飼い主さまの健康管理に対する意識も高いので、動物たちの寿命は延びています。

一方で、高齢に伴う様々な疾患にも向き合わなくてはいけません。 腎臓病、心臓病、腫瘍、骨関節炎・・・etc

今日はその中でも『老齢性の骨関節炎』に関してお話しいたします。

『痛みがある』という状態は自分に置き換えてみるとわかるように、非常に辛いです

それがこの先ずっと続き、しかも徐々に悪化すると考えると、生活の質は非常に悪くなります

でも、この老齢性の骨関節炎、飼い主さまがしてあげられること、獣医師の私たちがしてあげられることはたくさんあります

理学療法として、以下のことが明らかになっています。

・軽く体重を負重させるような運動は、軟骨の代謝を刺激し、栄養の拡散を促進する。

・筋肉には関節の衝撃を吸収する作用もあるため、筋肉強化は関節の保護に役立つ。

・低衝撃性の運動は機能を改善し、疼痛を軽減する。


以上のことより、高齢動物における適切な運動療法や、マッサージは非常に有効です。

痛みが強い場合には、非ステロイド系の消炎鎮痛剤を使用しますが、高齢動物ではその副作用として胃や腸が荒れる子がいます

関節に対してホットパックやコールドパックなどを行いマッサージ療法を行うと痛みを緩和させるのに大変役立ち、副作用が極めて少なく、また、それに伴い、お薬の量を減らすことができます

猫ちゃんへのマッサージや運動療法は、犬と比較すると逃げてしまったり、難しい場合が多いのですが、受け入れてくれる子には積極的に行います

また、各社から関節に対するサプリメントもありますのでそちらも取り入れていきます

往診で伺った時は私が運動療法やマッサージの一連を行いますが、もちろん、日々飼い主さまにできるマッサージをお伝えします。

マッサージ自体はもちろん理にかなって大事なことではありますが、飼い主さまに毎日体に触れていただく、これがとても大事なんです

小さな変化や異常に気付くことができますし、何より気持ちが動物に伝わります。 

時間を作ってその子にふれる。当たり前ではありますがとても大切なことです



しまペットCLINIC
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