東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
予防医療と先制医療
2016年09月29日 (木) | 編集 |
当院でも大事にしていること。それは予防医療先制医療です。

予防医療・予防医学」ってきっと皆さまどこかで聞いたことありますよね(^^)

歯周病にならないようにオーラルケアーをするとか、感染症にかからないようにワクチンを接種するとか、フィラリア症にならないためにフィラリア予防をする。

とても大事なことです。

小さい頃からオーラルケアーをしている子は歯がとてもきれいです。
歯周病は本当に様々な疾患を引き起こしますし、決してあって良いことは一つもないです。

なので、犬たちがオーラルケアーを受け入れやすくする方法・トレーニングなどにもとても力を入れています。

そして、もう一つ私が大事にしていること、それは「先制医療」です。

先制医療とは、病気の発症前にそれを予測し、あらかじめ予防的な治療を行うことにより 病気の発症を遅らせるための医療行為のことです。

そして、それは個体個体によって異なるものです。

例えば、血液検査で、腎臓の数値が悪かったとします。
でも、腎臓って腎臓が75%壊れてからではないと一般血液検査では出てこないです。(今は特殊検査によりもっと早く腎疾患を見つけることができるようになってきました。)

肝臓の数値が悪かったとします。その肝臓は数値でわかるずっと前から異常が出ているそうです。(急性肝炎などは別ですが)

つまりは、数値で異常が出ているときや症状が出ているときはすでに異常だということ。

そして、その「異常」なものに対する治療ではやや遅い場合があるということです。

かといって、なんでもかんでもやれば良いというものでもありません。

当院が今「先制医療」として実際に行っているのは、
ごく当たり前のことですが、1頭1頭しっかりと診るということです

例えば、
・膝がゆるゆるの子がいた場合、その子が体重過多になれば炎症がさらにひどくなることは既にわかっていること。

であれば、痛みが出るのを様子見るのではなく、体重に気をつけたり、日頃その子にプラスできるサプリメントを使用したり、自宅でできる運動療法を伝えたり。

・シュナウザーやシェルティーのように遺伝性脂質代謝異常がある子や、もしくは健康診断でこコレステロールやトリグリセライドが高い子たち、けっこういます。

でも、最初は症状はないものです。

でも放っておけば、動脈硬化や心疾患に繋がりますし、膵炎を引き起こす可能性が十分にあります。

なので、脂質代謝異常がある場合、サプリメントの介入、食事内容の確認・変更などなどやるべきことがたくさんあります。

・今は血液検査機器が非常に優れていますので、どの獣医師でも「CRP」という体の中の炎症の有無を測定することができます。

加齢に伴って、何らかの慢性炎症が起きてくることは人では周知の事実。

しかし、その慢性炎症が結果、人では心筋梗塞や肝障害、腎障害を引き起こします。
 
よくあるのが、血液検査で内臓系には異常がないのに、CRPは高いというものです。

その場合、薬は使いようがありません。

しかし、食事の変更やサプリメント、ハーブ、生活習慣の確認などでCRPが改善することが本当にたくさんあります。

・同じく、すべての疾患に関係するといわれる、「活性酸素」

こちらも、何らかの炎症・ストレス・異常があると上がります。

当院ではこちらも測定可能です

CRPとの連動性も確認されていますし、CRPが上がる前に活性酸素の上昇で疾患をピックアップできることもわかっています。

また、活性酸素が糖尿病、腎障害、肝障害、心疾患、皮膚疾患、認知症など様々な病態に関係していることが人ではわかっているので、当院では抗酸化治療も積極的におこなっています。

体内で長時間水素を発生させることのできるマイクロクラスター水素による水素点滴や、抗酸化効果の認められるサプリメント、ハーブなども積極的に取り入れています

余談ですが、バラってとても病気になりやすい。なので、バラには病気になる前にいつもケアーしています
これも一種の先制医療!?
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往診をしていつも感じること。

多くの飼い主さまが思われること、「痛みや苦しみを感じないでいてほしい」「延命はしなくて良い」

ただただ、穏やかに、可能であればずっと一緒にいてほしいと皆さま願っていらっしゃる。

私がいつもお話しすること。

私は延命治療をするわけではありません、でも、今吐いて苦しくてたまらないなら、吐き気を止める。

今痛くてしょうがないなら痛みを止める。

苦しくなく、痛くなく、その1日をご家族で穏やかに過ごしてほしい。

それが結果、明日につながり、あさってにつながり、命につながる。

体に取り入れる食事って本当に大事。子犬、成犬、シニアでご飯の内容が違うのは当たり前だけど、胃腸がデリケートな子、やや肥満気味の子、皮膚がデリケートな子、たくさん食べたい子、そうではない子、春夏秋冬全部違います。

腎障害、肝障害、慢性膵炎、様々な慢性疾患を持つ子一人一人に食事もサプリも変更したいです。

そして、運動。運動が大事なことは誰もがわかっているけれど、パピーとシニア、犬種それぞれに筋肉量も関節の状態も異なるので、運動方法も色々提案したい。

当院ではその子その子にあった提案、診療をおこなっていきたいと思っています。

また、サプリもハーブも本当に山のように種類があるので、しっかりと質の高い、効果のあるものを常にご案内していきたいと思っています(^^)

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