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東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
前庭疾患のボンちゃん
2019年06月24日 (月) | 編集 |
先日の往診症例です

推定15歳のビーグル、ぼんちゃんです。
ぼんちゃんは多頭飼育崩壊でレスキューされたわんちゃん。

今は愛情たっぷりに暮らしています。

そんなぼんちゃん、先週突然夜中にフラフラになり「立てない!!」と飼い主様から連絡いただき、すぐに往診へ🚗

ぼんちゃん、少ししんどそうに伏せたまま立ち上がることができません。

診察すると、眼振を起こしていました。



首もやや傾いています。(斜頚)

この症状はとっても特徴的で、動物の位置情報、平衡感覚を司る「前庭」という場所に何らかの異常をきたしています。

前庭は、耳の鼓膜の奥に存在します。

大きく分けて、内耳の前庭付近での問題、もしくは脳神経を介して脳の問題に分けられます。

前庭障害の原因は様々で、中耳炎、内耳炎、原因不明の特発性、内耳の腫瘍、ポリープ、脳腫瘍など多岐に渡ります。

ひとまずぼんちゃんは眼振が強く、本人にとっては地球がぐるぐるまわって非常に気持ちが悪い状態。

吐き気をおさえ、炎症を抑える治療を行いました。

もちろん本来であればMRIを撮影し、脳の状態や腫瘍の有無、内耳の状態などを確認することは必要なことですが、ぼんちゃんがこの先手術で何かをする選択肢は基本的にはないことから、薬剤での反応を見ることにしました。

治療開始して3日目、ぼんちゃんの眼振が治まってきました!

と同時に、食欲も少しずつ回復

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ぼんちゃん 本当に良かった!!

もう少し治療がんばろうね!

大好きなおうちだから頑張れるよね

重度の急性膵炎で倒れたがちょうど1年前の6月。奇跡的な回復を見せてくれて今がある

1日1日を大切に過ごそうね。

しまペットCLINIC
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