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東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
直腸癌のかんちゃん
2020年05月30日 (土) | 編集 |
今日はかんちゃんの往診🚗

かんちゃんは15歳のミニチュアダックスの男の子。
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今から5年前、便に血が混じるということから、麻酔下での内視鏡にて直腸にポリープを発見。

その時の病理検査では癌細胞は発見されず、お薬でポリープの縮小を試み、内服薬で数年うまくコントロールしてきました。

昨年ころから、またポリープが増大し始め、再度の検査で癌細胞が出現。

抗がん剤を使用しながら日々穏やかに過ごせていました。
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しかしだんだんと抗癌剤も効かなくなり排泄が困難になってきました。

ウンチをしたいのに出ない。

力みすぎて吐いてしまう。

食べたいけど食べられない。

下剤を使って出すも、下痢は下痢でお尻もただれて辛い。


『どんな姿も愛する我が子』というのは、その通り。
『どんな姿も命ある動物』というのは、その通り。

しかしながら、その子が生きる過程の中で【食べる】【呼吸する】【排泄する】がしたくても出来なくなった時はその苦しみから解放してあげることも必要と考えます。

どんな病気を抱えていようと、それが治らない重度の癌であっても、その子が今は元気で穏やかで痛みや苦しみがないならば、抗癌剤だって、手術だって、お薬使ったって一緒に飼い主と生きて欲しいと考えます。


その子が何をしても苦しい状態であれば、その苦しみから解放してあげることも必要と考えます。

私にとってかんちゃん含め出会った患者はみんな家族のような存在。
今日もたくさん飼い主様と話しました。

今日は穏やかなかんちゃん。こんな日がずっと続けばいいよね。

でも。本当につらいと家族も私も感じた時はちゃんと大切に命を預かるからね。

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色んな考えがあって、どんな選択を飼い主様がしたとしても、それは正解。

大好きな我が子を思って選んだ道は正解。

かんちゃんと残された時間は神様からのプレゼント。

かんちゃんにずっと寄り添うからね!
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しまペットCLINIC
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