東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
ネコちゃんの喘息
2013年09月02日 (月) | 編集 |
先日の往診症例をご紹介いたします。

茶太郎くんです。

茶太郎くんは、6才の♂ネコちゃんです

呼吸が今年の春からずーっと速いとのこと

茶太郎くんは一歩家を出ると、怖くてニャーニャー鳴いて呼吸数もとっても速くなるそうです

でもほんとは人懐っこいゴロゴロにゃんこ。私がおうちに伺うとずーっとぐるぐるゴロゴロ言っています

が、しかし 茶太郎くんは、お腹で一生懸命呼吸していて苦しそう

食欲元気はいたってもりもり。

呼吸数を測定すると1分間に65回もあります

通常、健康なネコちゃんの安静時呼吸数は、個体差はありますが、1分間に20~30回程度。
そして、見ていてもすやすやと楽そうに呼吸するのが大切です。


飼い主さまは、自宅での安静時の呼吸数を定期的に測定してくださっていました。

呼吸数のメモを見させていただくと、
「64,64,60・・・」  確かに速い    これは治療の対象です。

ネコちゃんの喘息は、人の喘息と同様、その病態生理は十分にはわかっていません。

何らかの原因により、気道の炎症や気道の閉塞が起こり、発作性の咳や、呼吸困難など様々な症状を起こします。

タバコの煙や、ハウスダスト、芳香剤、花粉なども影響しているのでは?とも言われています。

茶太郎くんは春に病院にかかっていたので、その時の検査、治療結果、そして、今の状態から喘息の可能性が高いと判断いたしました。

慢性時のコントロールとして、茶太郎くんには、お薬を使用することにしました

ネコちゃんの喘息の第1選択薬であるステロイドを使用
現時点で呼吸がとても速かったので、10日間気管支拡張薬併用

1週間後、呼吸数が40回程度になり、見ていても楽そうとご連絡いただきました

お薬はステロイドを1日おきで継続していただき、1か月後の再診では呼吸数が30~40回で落ち着いていました

相変わらずゴロゴロすりすりの茶太郎くん  呼吸が楽になり、元気そうでホッといたしました




また、来月茶太郎くんに会いに行きますね

このように、飼い主さまが普段の様子をメモしてくださっていたり、日々を気にかけてくださると、私たち獣医師はより正確な診断がしやすくなります。

口で伝えるのが難しい動物だからこそ、飼い主さまのちょっとしたお気遣いがとても助かります。

ありがとうございました

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com

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