東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
偽妊娠
2013年10月28日 (月) | 編集 |
偽妊娠(ぎにんしん)という言葉を聞いたことがありますか

先日の往診症例をご紹介いたします

「急に攻撃的になって、部屋の隅からあまり出てこない」という事です。

5歳のミニチュアダックスの女の子です。

早速診察させて頂きました。

ダックスは椎間板ヘルニア好発犬種でもありますし、急に攻撃的になったのであればどこか痛いのかな?っと思いながら一般身体検査を行いました。

すると、おっぱいがパンパンそして、乳汁もちょっと触るだけで出てきます

もちろんこの子は出産はしていません。

偽妊娠と診断いたしました。

ワンちゃんは他の動物とはちょっと異なるホルモン機能があります。

簡単に言うと、避妊手術をしていないワンちゃんは、普通でも、排卵後妊娠の有無に関わらず黄体機能が維持され、軽度な乳腺の腫大が見られます。(約2ヶ月)

しかし、
この軽度な乳腺の腫大ぐらいでは収まらず、妊娠した子と同じようにおっぱいがパンパンに腫大したり、実際に乳汁が出てきたり、巣作りのような行動をしたり、オモチャを子供のように守ったり、また神経質になったり攻撃的なったりもします
もちろん食欲もなくなる子も多いです

このような症状が見られた場合偽妊娠と診断いたします。

一般的には時間とともに症状はなくなるので、特にお薬などは使わないのですが、ワンちゃんがおっぱいを舐めたりすると、その刺激で乳汁分泌が継続してしまうので、エリザベスカラーをつけていただき、飼い主さまにも触らないようにお願いします

あまりにも症状が重い場合にはホルモンの分泌を抑える薬を投薬したりもします

偽妊娠は、避妊手術をした子にも認められる事があります
これには、避妊手術の時期が関係していることがあります。

一般的に避妊手術の適性時期としては発情(簡単に言うと生理)後、約2ヶ月あけてから行うことが推奨されます。(いわゆる無発情期)

発情期は、子宮も太くなり、それらの血管も発達するので手術時に出血量が多くなるので一般的には推奨されません

また、発情後約2ヶ月は黄体機能が維持されますのでこの時期に避妊手術を行うとその後偽妊娠を誘発することがあります。(人は黄体機能は約1週間です)


もし、おうちの子でご心配な点やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいね

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com



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