東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
胃がパンパン!
2013年12月22日 (日) | 編集 |
胃拡張・胃捻転症候群』という病気の名前を聞いたことがありますか?

英語では、Gastric dilation volvulusと言うので、略してGDVと言います。

この病気はその名の通り、胃が拡張し、捻転することにより、胃内のガスや、胃内容物が流れなくなります

その結果、胃付近の血管は圧迫され、血流障害が起き、血圧低下を起こし、動物はショック状態になります

また、胃の捻転により、胃の壊死が起こり穴があきます。(穿孔)

死亡率が非常に高い疾患のため、迅速な対応が求められる疾患の一つですので、ぜひ飼い主の皆さまには知っておいていただきたいと思います。

基本的には、大型犬に好発します。グレートデン、セントバーナード、アイリッシュセッター、コリーなど。

そして、稀ではありますが、ダックスフンド、ペキニーズ、コッカースパニエルなどの小型犬や中型犬でも見られることがあります。

そして。。先週当院の患者さまも胃拡張で近隣の病院に入院いたしました

その子は8歳のゴールデンレトリバーです。

症状は、嘔吐。もしくは嘔吐しようとするのに嘔吐できず、よだれが大量に。

急速に胃内にガスが溜まるため、お腹がパンパンになります。 

動物は痛みで背中を丸めた状態で座り込んだり、呼吸が速くなりショック状態になります

今回、ゴールデンのワンちゃんは、捻転まではしなかったのですが、変位により胃内ガスパンパン、嘔吐大量、元気沈鬱・・・。

先ほども記載しましたが、死亡率の非常に高い疾患ですので、即入院となりました

昨日退院したとのことで、往診に行ってきました

いつもよりは若干おとなし目ではあるものの、元気な姿でお出迎えしてくれました


この『胃拡張・胃捻転症候群』。原因は色々と推測はあるものの、はっきりとはわかってはいません。

ただ、予防法としては以下の点があげられます。

・食事は一度に多量に摂取しないように、小分けにする。
・食後すぐに運動させない
・食器はなるべく低い位置(地面)に置く。 高くすると、空気を一緒に飲み込みやすくなります。



大型犬を飼っていらっしゃる方は、どうぞ頭の隅にこの疾患を覚えておいてくださいね

そして、もし上記のような症状が見られる場合には、かかりつけの病院に行ってください

速い対応がとても大事です。

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com


ヒト用メディカルアロマのblogも更新しました http://larosee.blog.fc2.com/
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する