東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
ホルモン疾患性脱毛
2014年04月22日 (火) | 編集 |
2月のblogで毛が生えないゴールデンレトリバー」のお話しをさせて頂きました。
記事http://shimapetclinic.blog.fc2.com/blog-entry-135.html

9歳のゴールデンレトリバーのすずちゃん。サマーカット後、待てども待てども一向に毛が伸びず、まだらになってしまったのです。

2月のお写真がこちらです。
fc2blog_201402082320130cd.jpg


地肌は特に湿疹もなく赤みもなく、痒みもありません。 もちろん本人が気にして舐めていることもありません。

そこで、今回、犬種や被毛の状態から「甲状腺機能低下症」を疑いましたがひとまず経過観察としました。

4月、春になりましたが、毛はいっこうに伸びず・・・。

4月のお写真です。


先日、狂犬病のワクチンと一緒にフィラリアの血液検査のための採血を行ったので、血液の一部を外部の検査センターに送り、甲状腺ホルモンの測定も行いました

結果はいくつかの検査を総合して判断するのですが、すずちゃん、甲状腺ホルモンが規定値よりも低く、甲状腺機能低下症と判断いたしました。

甲状腺ホルモンは様々な要因で低く測定されてしまうことがあります。

つまり、本当は甲状腺機能低下症ではないのに、測定値が低く出たから甲状腺機能低下症と間違って判断されてしまいやすいのです

ですので、私たち獣医師は、いくつかの検査を総合的に判断し、何よりそれに伴う症状があるのか?そこを重要視します。

甲状腺から分泌されている甲状腺ホルモンは、代謝を担っているホルモンでとても重要な働きをしています

エネルギーの代謝、ビタミンの代謝、皮膚の代謝・・・などなど全身の代謝を担っています。

すずちゃんの飼い主さまとよく話し合い、治療を開始することとなりました。

治療はいたってシンプルではあります。 

甲状腺ホルモンのお薬を投薬するだけです

とはいえ、毎日飼い主さまに投薬して頂かなくてはいけません

動物は自分たちで薬を飲んだり治療することはできません。

飼い主さまの協力があってこそ、そして、その子の性格なども踏まえてその治療を継続することができるか?そこがとても大事です。

無理な治療は飼い主さまにとっても動物にとっても大変苦痛です

幸いすずちゃんは食べることが大好き お薬だってなんだってペロリです(笑)

被毛が生えそろうには数ヶ月かかりますが、良い結果が出るといいいね



また、途中経過ご報告いたします

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com

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