東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
おしりにできたしこり、何かな~~
2014年05月09日 (金) | 編集 |
本日の往診症例です

12歳のダックスさんです。

『トリミングに行ったら、お尻が腫れていると言われました』とのこと

さっそくお家に伺ってきました
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しっぽを持ち上げてお尻を見てみると、たしかにお尻の穴を中心とすると、時計でいう4時の位置(左側)がプクッと腫れています

ちょうど肛門嚢の位置なのですが、触っても本人は全く気にする様子なし。

通常肛門嚢炎(肛門腺炎)はけっこう痛みがあり、お尻を気にするワンちゃんが多いのですが、触っても痛みがなさそうです。

お母さまには、一般的な「肛門嚢炎」の可能性と、腫瘍、つまり何かできものができている可能性をお伝えしました。

皆さま『肛門腺』とか『肛門嚢』ってご存知ですか?

わんちゃんには、肛門に向かって4時と8時の位置に、球状の肛門嚢とよばれる袋が左右一対あります。

肛門嚢の中には、においが独特でとーっても臭い分泌液が産生されています。

通常はウンチをする時に肛門嚢の液体はちょっとずつ排出されるようにできています。

また、わんちゃんが恐怖を感じた時、興奮した時にも出たりします。

この肛門嚢はわんちゃんの他、たいていの動物が持っており、スカンクもくさーいにおいを放って逃げるので有名ですよね

あれも肛門嚢から出される分泌液です。

この肛門嚢内の分泌液がうまく排出されずに貯留して粘膜を刺激することで炎症が起き、細菌感染が起こります。

小型の室内犬に多く、運動不足や、肥満も肛門の筋力が低下するためうまく出せない原因となります。

症状としては、お尻を気にして床にこすっていたり、痛がって鳴いたり、肛門の周囲が膿みたいなもので汚れていたりします。

治療
肛門腺が溜まっているだけなら、肛門嚢をしぼるだけで大丈夫です。

皮膚の赤味や痛みがある場合には抗生物質と消炎鎮痛剤を使用します。

もし、肛門嚢が破裂している場合には洗浄処置を行い、お薬で経過を見ていきます。

本日のダックスさんの場合、いくつか治療プランをお話しさせていただき、今回はまず1週間お薬で経過観察となりました

もし、縮小しない、もしくは大きくなるようならちょこっと切開&細胞診予定です。

小さくなるといいなぁ~~~

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com



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