東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
胸水の猫さん
2014年06月25日 (水) | 編集 |
往診症例をご紹介いたします

18歳の猫トトちゃんです

トトちゃんは、今月の頭、急に呼吸が苦しくなり、夜間往診専門動物病院の救急でみてもらったところ、重度の胸水が貯留
すぐにその場で胸水を抜き、翌朝かかりつけの病院で精査をしてもらいました

胸水とは、つまり肺がある胸に液体が溜まってしまい、肺が十分に膨らむことができなくなり、呼吸困難が生じます。
一生懸命呼吸をし、時に開口呼吸をします。

猫は一般的に口を開けて呼吸することがないので、猫が口を開いて呼吸(開口呼吸)をしている時は要注意です

胸水は様々な理由でたまりますウイルス性疾患、細菌性疾患、心臓疾患、腫瘍性疾患などなど

胸水自体の検査と、トトちゃん自身の検査を行ったところ、トトちゃんは心臓が悪く、そこからの胸水だろうということになりました。

しかし。。。トトちゃんとにかく病院が苦手なんです

病院だと大興奮してしまい、胸水を抜くとしても鎮静剤が必要となります

ですが、胸水は絶対に放置してはいけません。

かかりつけの先生から、トトちゃんはお家で胸水を抜いた方が良いだろうということになり、
今は3日に1回胸水を自宅で抜いています

トトちゃんはとにかく抑えられるのがキライ。ですが、胸水を抜く時動いてしまうと危ないので、タオルを使います。

首の周りにタオルを巻き、飼い主さまにはタオルをしっかりもってもらいます。


こうすると、猫ちゃんはある程度固定されるのですが、猫ちゃん自身はどこも抑えられていないので落ち着いています

大好きな飼い主さまに頭をなでなでしてもらっている間に胸水を抜いて行きます。


猫ちゃんの治療をする時は特に私も落ち着いてです。

深呼吸をして、飼い主さまにも深呼吸をして頂き、とにかくリラックス。

無理やり抑えてしまうと、次から2度と治療をさせてくれなくなってしまいます

トトちゃん、3日で200cc弱たまります。。

今は、日中は私が往診で胸水を抜き、夜間苦しくなった時は、夜間往診専門動物病院の梅原先生に抜いてもらい、お薬の処方はかかりつけの先生にお願いしています。
夜間往診専門 梅原動物病院http://uvet.iza-yoi.net

なんとか胸水の溜まりがなくなれば良いのですが。。

今はまだ3日に1回は抜かないと苦しくなってしまいます。
でも、トトちゃんも飼い主さまも本当に頑張っていらっしゃいます。

トトちゃん、まだまだ一緒に頑張ろうね

どうかトトちゃんと飼い主さまが1日でも長く穏やかに過ごせますように

飼い主さまからトトちゃんの可愛いお写真いただきました




私たち往診専門医は、動物病院があってこそ診療可能となります。

かかりつけの先生方と今回のように連携が取れることをとても嬉しく思い感謝しております。
一つでも多くの命が救われますように。。

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com


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