東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
趾間皮膚炎 ブルドックのもんくん
2014年11月30日 (日) | 編集 |
先日の往診症例です

ブルドックのもんくん、8歳の男の子です。

ここ1年くらい足先が腫れていて、本人もずーっと気にしてなめているとのこと

色んな治療は試してみたけれど…という事で当院にご連絡いただきました

初めて会ったもんくん、さすがブルドックとっても大きいです

ブルドックってどちらかというと、一見こわい!?って思うお顔なのですが、心がやさしいやさしい

穏やか~~~に迎えてくれました


さてさて!その足を見ると確かに腫れあがっています


まずは食事内容やこれまで行ってきた治療、検査などなど細かく伺いました

小さいころから皮膚は少しデリケートな方で何かと痒みが出たり皮膚細菌感染症が起きたりしていたそうです。

かかりつけの病院で手作り食を勧められ、手作りに変えてから見違えるように皮膚のコンディションは良くなったそうです

ですが、ここ1年、足先を舐めるようになり、色々悩まれている間に気づけばパンパンに


さて、今回かなり長い経過になりますので、まずは現状を整理

いくつか考えるべき疾患はあるのですが、ひとまず、寄生虫、細菌、カビといった感染症を考えます。

これらはコントロール可能ですし、検査もそう難しくはないです。

もんくんの皮膚検査を行いました。


一部はカビの培養へ!(約2週間かかります)

その場の皮膚検査で、寄生虫は今回発見されませんでしたが、想像通り細菌感染が認められました。

どこからスタートであれ、腫れて炎症が起きている状態ですと、皮膚のバリア層もダメージを受けているため、容易に土壌のカビや細菌ももらってしまいます

感染が起きると、また腫れてしまい、痛くなり、本人も気になりペロペロしてしまうので悪循環

また、ブルドックなど体重がある子ですと、どうしても足先に負荷がかかるので痛みも強く出てしまいます。

まずはしっかりとした感染のコントロールが必要です。

いわゆるこの趾間皮膚炎、ブルドックの♂に多発すると言われています。

あとは、天疱瘡(てんぽうそう)と言われるような自己免疫性疾患も考慮しなくてはいけませんが、いずれにせよ、感染のコントロールは必須となります。

現在、飼い主さまが外用療法なども一生懸命やってくださっています

もんくんの足が少し良くなってきたと伺っていますので、少し安心ですが、ここからが飼い主さまも頑張りどきです。

もんくんの足の治療は始まったばかり。

一つ一つしっかり経過を見て一緒にがんばっていきましょうね(^^)

私も毎日もんくんのカビの培地とにらめっこです


飼い主さまから頂いたメールです

『もんちゃんのこれからの人生、痛い日が少しでも減るように…
またお散歩が大好きに戻れるように頑張ります。
もんちゃんの足、昨日よりも少し良くなってきている気がします。
希望が見えてきて、心が救われます。毎日、続けて頑張ります。』


とても心にグッとくるメールです。 
どの飼い主さまもおうちのワンちゃんネコちゃんがどうか良くなるようにと願っていらっしゃいます。
そして、私たち獣医師に助けを求めていらっしゃるのです。
その子その子がより良くなるように、一人一人の飼い主さまの不安が取れるように、心が楽になるように、私も出来る限りのお手伝いをさせて頂きたいと思います。

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com

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