東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
タマネギ食べちゃいました!
2014年12月10日 (水) | 編集 |
先日の症例報告です

19歳ミニチュアダックスロンちゃんです。

ロンちゃんのお家には、1歳の赤ちゃんがいらっしゃいます(人間です笑)


先日、飼い主さまがベビちゃんのために用意していた離乳食を、おばあちゃまが、犬のロンちゃんのゴハンだと思い、ロンちゃんにあげてしまいました

ベビちゃんの離乳食にはタマネギが入っていたため、びっくりして連絡をいただきました。 

皆さま、ワンちゃんにタマネギはNG!というのはすでにご存知かと思います。

一般的にはタマネギに含まれる『アリルプロピルジスルファイド』という成分が犬や猫の赤血球を破壊してしまい貧血を起こすと言われています

ですが、このタマネギ中毒ははっきりとした危険な量などがあまりわかっていません

ある資料では、一口でもNGという報告もありますし、体重1㎏あたり20gくらいで症状が出ると書かれたものもあります

中タマネギが200gくらいですので、5㎏の犬がタマネギ半分くらい食べないと症状は出ないのかもしれません。

一方で、犬のフードやサプリメントにはニンニクを使ったものがあります。

海外では、少量のニンニクは犬たちの免疫力をあげるとされているので、少量のニンニクを普段の食事に取り入れていらっしゃる方もいます。

ニンニクは、抗菌作用、抗酸化作用、去痰作用、免疫賦活作用などがあり、高齢犬にはとても良い多機能強壮薬となり得ると言われていますので、適度なニンニクを普段から取り入れることは良いと言われています。

また、血中コレステロールの増加を抑える働きがあるため、シュナウザーのように高脂血症になりやすい犬にも良いとされています。

ですが、実はニンニクにもタマネギ同様、アリルプロピルジスルファイドは含まれています

獣医師なので、大々的にニンニクもタマネギも大丈夫!!とは言えないのですが、個人的にはニンニクの素晴らしい強壮作用は実際に取り入れている犬たちも多いので少量なら良いのでは?と思っています。

ただし、柴犬や日本犬の一部では遺伝的にタマネギ中毒に高感受性の子がいるようなので注意が必要かもしれません

また、猫は溶血性貧血を起こしやすい動物なので、オススメはしません

もちろん、タマネギを誤って食べてしまった場合には、とりあえずかかりつけの獣医師に報告はしてくださいね
治療や検査が必要かどうかの判断をいたしますので

とにかく、何でもそうですが大量投与はNGです。

今回、ロンちゃんも誤ってタマネギを食べてしまったのですが、量的に大丈夫だろうと判断し、ひとまず経過観察としました。

幸い、何事もなく元気に過ごしているようです

とてもかわいいお写真をいただきました。


ロンちゃんまだまだ長生きしてね(^^)

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com

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