東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
免疫抑制剤;アトピカによる趾間皮膚炎治療
2015年04月07日 (火) | 編集 |
昨年の11月、イングリッシュブルドッグのもんちゃんの記事を書かせていただきました
http://shimapetclinic.blog.fc2.com/blog-entry-190.html



1年くらい足先が腫れていて、色んな治療は試してみたけれどなかなか良くならず、本人もずーっと気にしてなめているとのことで当院にご連絡いただきました

ブルドックの♂に多発する『趾間皮膚炎』『顎下の皮膚炎』、他の犬種と違い非常に治りにくく、また、根気が必要な疾患です

【昨年11月】





細かく説明させていただき、ともに治療を始める決意をしてくださいました

昨年の11月末から検査と治療を開始

抗生剤の全身投与、頻繁な洗浄を約1ヶ月。  途中抗生剤の種類を変更

年が明け、1月、改善はみられるもののまだ顎下やパッドの間はぐちゅぐちゅしています

【1月】


マラセチアという酵母用真菌がパッドの間の皮膚炎(趾間皮膚炎)や、顎下の赤みや痒みに影響を及ぼすことが非常に多いため、抗真菌剤の併用もスタートしました。

1月末には当初から説明をしていた『免疫抑制剤:アトピカ』を併用することにしました。

『免疫抑制剤』の使用は飼い主さまの精神的にも金銭的にもキツイものです

また、もんちゃんもそうだったのですが、免疫抑制剤は開始後、数日状態が悪くなることがあります

もんちゃんはアトピカの副作用のひとつでもある『一過性の掻痒』が服用初日に起こりました

それはそれは手が取れてしまうんじゃないかと飼い主さまが心配するほど一晩中舐めてしまいました

ですが、症状から『一過性の副作用』である可能性を伝えなんとか連日頑張って投与して頂きました。

飼い主さまもとても不安だったことと思います

でも翌日からは一気に痒みがなくなり、1週間服用したところでかなりの改善が見られました

そして現在、抗生剤はSTOPし、アトピカと抗真菌剤で治療中です

先週往診に伺ってきたのですが、びっくりするくらいきれいになっていました


そして、何より、もんちゃんが治療を始めて、とても元気になったと喜んでいらっしゃいました

たしかに、昨年末初めてもんちゃんに会ったとき、もんちゃんはソファーの上でじーっとしていて、ずっと手足をペロペロ舐めていました。そして目も曇っていました。


飼い主さまも、もんちゃんは年を取ってきたから元気が以前よりもないのかなと思われていたそうです。

でも今は、同居のトイプードルちゃんとボールを取り合いっこしたり、お庭で日向ぼっこしたり、しっぽふりふりで寄ってきてくれます。目もキラキラしています






パッドの間も全く赤みがなく腫れもありません。


顎下はやや赤みはあるものの痒みはありません。




今後は免疫抑制剤:アトピカを少しずつ減らしていく予定です。

もんちゃん、本当に嬉しいです。
そして、何よりこの4ヶ月間、飼い主さまの積極的な治療が今回の結果を導いてくれています。

先月9歳になったもんちゃん。 一緒にがんばろうね


しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com



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