東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
世帯主のボギーくん
2015年07月17日 (金) | 編集 |
往診症例のご紹介です

15歳の猫、ボギーくんです。


ボギーくんは2年前に大好きだった飼い主さまが他界され、大きな一軒家に1匹で暮らしています

もちろん、ご親戚の方がお家に連れて帰ることも考えてくださったのですが、ご親戚の方たちのお家にもすでにたくさんの保護犬や保護猫がいるため、ボギーくんは生まれてからずっと育ってきたこのお家で暮らすことをボギーくんが選択しました。

他の場所にうつるのはとても苦手。大好きだった飼い主さまと過ごしたこの空間で、大好きなソファーの上で過ごすボギーくん。

毎日ご親戚の方がゴハン、トイレのお掃除、そしてボギーくんに挨拶に来てくれます

そんなボギーくん、半年くらい前からお水を飲む量が増え、ここ3週間で食欲が一気に落ちたと当院に連絡をいただきました

さっそくボギーくんに会いに行ってきました

ご親戚の方と一緒にお家に入ると、ボギーくんがぴょこっと出てきて足元すりすり、お出迎えしてくれました。

初見だったので、お水を飲む量が増え、食欲が落ちる疾患をいくつかお話しし、血液検査をさせていただきました

やっぱり・・・。血糖値が600を超えています。。(一般的には100前後)

糖尿病です。


猫さんの糖尿病はインスリン療法食事療法が主体となってきますが、しかし実際にはインスリン療法もインスリン量の微調整が難しいケースもたくさんあります。

特に導入期は体がインスリンに慣れていないため、全然インスリンが効かなかったり、逆に効きすぎたり

当院でも糖尿病の猫さんが他にもいますが、やはり定期的なチェックや日々の状態もしっかり飼い主さまに見て頂く必要があります。

また、食事は血糖値の上昇を抑制し、肥満を改善させるような食事が理想とされていますが、しかし、十何年も食べてきた大好きなゴハン。それを変更するのが猫さんの場合難しいケースがたくさんあります。

大きなお家で1匹で暮らすボギーくん。   外に出したりせず、心穏やかに気持ちよく残りの猫生を過ごすことはできないか?とご相談いただきました。

インスリン療法は現実的に難しいと判断し、点滴と食事、そしてお薬で経過を見ていくことにしました。

体が脱水しやすいので2~3日に1回皮下点滴。


食事は、ボギーくんが療法食を食べないのなら、喜んで食べられる今までのフードをあげたほうが精神的にも体力的にもずっと良いと判断し、フードに関しては、療法食と今までのフードを混ぜて

薬に関しては、猫さんの糖尿病は、慢性膵炎を併発していることが多いため、慢性膵炎治療薬である経口蛋白分解酵素阻害剤を投与することで、糖尿病の猫さんの血糖値が下がることがあります。

このお薬を毎日投与していただくことにしました

定期的に往診に伺っていますが、もうすぐ5ヶ月になります。

ボギーくんは血糖値は400代と高めではありますが、ご飯も食べ、少しずつ痩せてはいるものの、心穏やかに毎日過ごしてます。

毎日ご親戚の方がゴハンとお薬と挨拶に来てくれます。

3日に1回輸液もしています。

ご親戚の犬たちとも仲良し


大好きだった飼い主さまと暮らしたこのおうちで、ボギーくんが少しでもHappyに過ごせるようにお手伝いさせていただきますね。

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com









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