東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
ココアちゃんとの残された時間に感謝して
2015年07月22日 (水) | 編集 |
往診症例のご紹介です

16歳のラブラドールレトリバーのココアちゃんです。

今回はココアちゃんのかかりつけの獣医師からご紹介いただきました

今月の頭、突然大きな発作が起きました

かかりつけの病院で検査したところ、脳梗塞、もしくは脳腫瘍の可能性があるということです

ここ1ヶ月くらい何となく認知症の症状は出ていたものの、突然の発作に突然の寝たきりの状態。。。

かかりつけの獣医師の判断で2日に1度来院して輸液をする必要があるということです。

もちろん大切な大切な家族、飼い主さまは病院に寝たきりのココアちゃんを運びます。

とは言え、ラブラドールレトリバーのココアちゃん。
ゆうに30キロあります。そしてこの猛暑。

飼い主さまは病院でぎっくり腰になってしまいました(>_<)

そこでかかりつけの獣医師が、ココアちゃんが2日に一度来院するのは現実的に不可能と判断され、当院にご連絡下さいました。

さっそくココアちゃんに会いに行ってきました

大きな発作が起きて2週間。今は寝たきりの状態です。


発作は起きていませんが、認知症症状も重なって、昼夜吠えています。

ココアちゃんが少しでも楽に過ごせるように、お薬の種類と量を微調整していきます

日に日に弱っているのは確かで、もうあまり食事もお水も取ることができません。

あまりの激動の2週間。 飼い主さまは心身ともにとても辛いこととお察しいたします。

ココアちゃんが吠えたら「痛いのかな?」、呼吸が速くなると「苦しいのかな?」常に不安が襲ってくる毎日だったことと思います。

大型犬の介護は体力も気力もとても必要とします。

寝たきりのココアちゃんが気持ちよく過ごせるように低反発のマットレスを敷き、床ずれにならないように数時間単位で体位を変え、口が乾かないようにお水をスポイトで入れてくださっています。




血行が良くなるように全身のマッサージをしていただき、関節が固まらないようストレッチもご提案しました。

体位を変えると、舌が喉に巻き込まれやすくなるのでしっかりと確認も。


ココアちゃんの診察をしながら、飼い主さまからココアちゃんのたくさんのお話を伺いました。

若い時から病気知らずで、怒ったり唸ったりすることは一度もなく、同居のワンちゃんにも常に優しいココアちゃん。

私が初めて会ったココアちゃんはすでに寝たきりで意識ももうろうとしていますが、でも、飼い主さまとお話していると、若かりし頃のココアちゃんにずっと前から会っていたような気持ちになります

飼い主さまがココアちゃんのお世話をしながら、こんな風に仰られていました。

「ココアがたくさんの幸せと思い出をくれたから、今度は私たちが恩返しをする番なんです。」

大好きなご家族と一緒に大好きなおうちで「今」を過ごすココアちゃん。

ココアちゃんとの残された時間に感謝し、一瞬一瞬を大切にされています。

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com
















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