東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
生きる力 二十歳のルナちゃん-その後
2015年12月23日 (水) | 編集 |
先日ブログでお伝えした二十歳の猫、ルナちゃん。その後の経過報告です。

ルナちゃんhttp://shimapetclinic.blog.fc2.com/blog-entry-264.html

12月初めに体調を崩し、2−3日の間に全身真っ黄色の黄疸。食欲ゼロパーセント。嘔吐。意識レベル低下という状態になりました



年齢のこともあり、色んな治療をしたくないという気持ちの一方、「ルーちゃん」と声をかけるとか細い声で「にゃぁ」とお返事して生きようとしている姿になんとかならないものか!?と悩まれた飼い主さま。。

12月13日、このまま皮下点滴だけでは亡くなってしまう可能性が非常に高くなったので、ルナちゃんのお返事してくれるその声に想いを乗せて自宅での静脈点滴を開始しました。

ルナちゃんがどこで吐いてもいいように、どこでおしっこしてもいいようにトイレシートを敷き詰め、隙間風が入らないように扉の下には毛布を敷いて、20秒に1滴輸液が流れるように調整し、給餌もこまめにしていただきました。

静脈輸液を開始して4日目、ルナちゃんが起き上がり伸びをしました

そして顔を洗う仕草をするのです



みんなで飛び上がって喜びました

そして6日前、今までものすごいオレンジ色だったおしっこ(肝臓が悪いためビリルビン尿)が透明になったのです

と同時に、ルナちゃんが自らゴハンを食べ始めました. o(≧▽≦)o .



驚きと感動と嬉しさでまたまたみんなで涙

体重わずか1.6kg。

でもそこには生きようとする命のエネルギーがたくさんあるのです

4日前のルナちゃんはさらに改善し、皮膚の黄疸も取れ、おしっこにもビリルビンは一切出ていません

まだまだ給餌をしていただいていますが、飼い主さまが日替わりで色んなフードを用意してくださるので、最初は給餌が好きじゃなかったルナちゃんも、今では給餌の準備をすると「今日はなあに?」と言わんばかりににゃぁにゃぁ鳴いて近づいてきます



肝機能が回復し、この様子なら!と3日前静脈点滴を外しました。

しばらくは皮下点滴を定期的に行いますが、美味しそうにゴハンを食べるルナちゃん、毛づくろいをするルナちゃん、一安心です。



昨日も、ゴハンなぁに?とニャーニャー催促し目の前でパクパク

表情が全然違います!!





皮下点滴もお嬢様のお膝の上で仰向けになったまま気持ちよさそうに



実はルナちゃん、もともと性格が少し激しく、飼い主さまの膝の上に座ったことさえないんです

人が苦手で、だから往診だったのですが。

ところが、今回の3週間でご家族、そして私もびっくりするくらい甘えん坊で人好きになったんです(*≧∪≦)

割と大騒ぎだった爪切りもなぜか!?気持ちよさそうにこの仰向けの体勢のまま抑えることなく

両足揃ってかわいい♪



「ルナは人生を達観したみたい!」とご家族もびっくり

ルナちゃんのこと、たくさんの方に応援していただき本当にありがとうございます。

ルナちゃんのブログを読んでくださった方からこんなメッセージをいただきました。

昨年コーギーを病で亡くされた飼い主さまから、「我家の宝物、完治が出来ない病と分かった時、病気と仲良く過ごしながら、寿命を穏やかにまっとうさせてあげることが望みでした。そのために病院に通う毎日でした。とても大切な、幸せな時間でした。」

また、昨日大きな手術を無事に終えた13歳のダックスの飼い主さまから、「やっぱり動物は前向きですね!死は恐れないけど、生きようとするんですね。生きようとする限り、手をさしのべたいと思いました」

犬や猫たちは病気であろうと寿命であろうと私たちよりずっと早くに亡くなります。

一緒に時間を共にしてきた大切な家族だから、私たちより小さなその命が、穏やかに過ごして欲しいと願うのはみんな一緒。

その子が幸せだったかどうかはそのご家族がわかります。

そのご家庭でできる事をみんなで考えていきたいです。

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com
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