東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
天国のくじらに乗ったラブちゃん
2016年03月23日 (水) | 編集 |
先日の往診症例です

16歳ラブラドールレトリーバーの女の子です。

去年ぐらいから認知症を発症し、ここ1ヶ月で立ち上がることができなくなり、食欲の減退、嘔吐や咳などの症状が出てきたとのことで、当院にご連絡いただきました

さっそくお家に伺ってきました

初めて会ったラブちゃん。認知症のため、周りへの反応はあまりありませんが、でも、少しだけ不安そうに私を見ています
IMG_6154.jpg


なので、ゆっくりと動くようにし、なるべくラブちゃんを驚かせないように。

しかし、状態はあまり良くなさそうです

まずは全体状態をチェック

粘膜色が薄く、貧血があるようです。黄疸も出ています

全身状態を把握するために採血を行いました


結果・・・かなりの腎不全と肝障害があります

飼い主さまと今後の治療方針、生活方針をよく話し合いました。

この子が、また元気に走り回ることは、正直言って難しいと思う。あと10年命を伸ばすことも難しい。

でも、腎臓の数値を下げ、肝臓を保護し、今気持ち悪くて仕方がない状態を改善させてあげることはできるかもしれない

「今」という一瞬が気持ち悪くなく穏やかに過ごせるように、その一瞬一瞬の連続が1日となり、明日となり明後日となる。

静脈内に点滴をし、腎臓肝臓を保護する治療を開始しました。
IMG_6157.jpg


大好きな飼い主さまに優しく撫でてもらいながら。


連日点滴を行い、飼い主さまにラブちゃんが食べてくれるゴハンをあげていただきました。


ラブちゃんも飼い主さまも24時間ずっと一緒。
IMG_6155.jpg



昨日、ラブちゃんが虹の橋を渡りました。

飼い主さまは、悲しくて悲しくて寂しくて。ラブちゃんとの素敵な思い出があり飼い主さまの目からはたくさんの涙があふれ出します。

でも、16年という月日を一緒に共にできたラブちゃんと飼い主さま。

少し病気をすることはあったとしても、ラブラドールさんで16年間一緒に過ごせたことは、本当に素晴らしいことです。

たくさん涙は出るけれど、最期は笑顔でラブちゃんに感謝して・・・

これから月日が経った時、ラブちゃんとの16年間が最高の宝物となりますように。


心よりご冥福をお祈り申し上げます。

天国のくじらに乗って悠々とお散歩してね。


ラブちゃんと、ラブちゃんの飼い主さまに出会えたことに感謝いたします。

しまペットCLINIC
堀江志麻

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック