東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
2歳のドライブくん。神様どうか・・
2016年04月06日 (水) | 編集 |
先日の往診症例です。

2歳のバーニーズマウンテンドッグのドライブくんです。
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実は先週、突然、本当に突然、ドライブくんがぐったりし、お腹がぷくっと腫れてきました

飼い主さまは慌ててかかりつけの病院を受診

そこには想像できない診断が下りました。

「お腹の中は血の海。脾臓にも肝臓にも腫瘤がたくさんあり、肝臓の大きい腫瘤から出血しているようです」


飼い主さまは目の前が真っ白。想像を超える自体にうまく呼吸もできません。

幸い、ドライブくんが通われている埼玉動物医療センターにはCTもあり、輸血バンクもあり、即入院。
埼玉動物医療センターhttp://www.samec.jp

状態が悪く、麻酔がかけられないため、そのままCTを取り、輸血を行いました

輸血を行った翌日、少しも貧血が改善されず、血球が体の中で壊されている恐れがあります

今は、一度退院し、ご自宅で細胞診の病理結果を待っている状態です

当院にできるケアーをするために往診に。
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埼玉動物医療センターの担当の先生からもとても丁寧な経過報告をいただき、私がご自宅での様子を担当の先生に連絡させていただいています。

ドライブくんは、バーニーズマウンテンドッグに多い、「組織球系腫瘍」を疑っています。。

組織球系腫瘍は悪性、良性に大別されますが、ドライブくんのように全身の臓器に腫瘤が多発することがあります。

良性であれば、ステロイドなどの免疫抑制剤を使用します。

悪性であれば、組織球系腫瘍に唯一効果が認められているロムスチン(CCNU)という抗がん剤を使用します。

もちろん、リンパ腫などといった別の腫瘍の可能性もあるので、病理の診断を待っているところです。

貧血、黄疸がすすみ、状態はとても良くないのです

でも、ドライブくんは飼い主さまの言葉にしっぽを振り、往診に来た私を喜んで出迎えてくれ、生きようとしています。

私たちは獣医師です。目の前の命を助けたい一心で治療に当たっています。かかりつけの獣医師ももちろん同じ気持ちです。
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神様どうか・・・と祈る気持ちでいっぱいです。

ドライブくんは飼い主さまが3年待ってようやく出会えた子。

大切に大切に気持ちを注いできました。病気で苦しむ子の役に立てればと、ドライブくんも何度も供血犬として輸血に協力してきました。

ドライブくんにはたくさんのお友達がいて、今みんなが応援しています。

最善の治療を今、かかりつけの病院でやっていただいています。

どうか、ドライブくんにまた元気いっぱいお外を走れる時間を・・。

心より祈っています。
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来週また会いに行くからね

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com



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