東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
ドイツの犬たち−1
2016年05月18日 (水) | 編集 |
ドイツの街中で出会う犬たちが本当に大人しくて、吠えることなく、飼い主の行くところについていく姿。

レストランでもカフェでも雑貨屋さんでも薬局でも、デパートでも犬がトコトコついてくる。
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なんでこんなに静かなんだろう、よく本やインターネットではドイツ人は躾に厳しいとか、トレーニングを受けているとか様々な情報があるけれど、犬と暮らしているドイツの方に直接この耳で聞きたいと思いました

ちょうどいつものレストランで食事をしていると、隣のテーブルに2頭の犬を連れたご夫婦が。

何か一言犬たちに伝えて、その後ご夫婦はビールとお食事。もちろん、とてもおとなしく足元で寝ています。
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これはチャンス 

タイミングを見計らって声をかけてみました

「私たちは日本から来たのだけど、ドイツの犬たちがとても静かでびっくりしています。日本では、街でもカフェでも他の犬や人が気になって吠えていたり、テーブルの何かが欲しい、抱っこして欲しいとおねだりしている犬をよく見かけるのだけど・・・何か特別なことをしているのですか?」

ドイツ人のご夫婦は私たちの質問にとても丁寧にそして快く答えてくださいました。

5歳の娘が近づいても優しく触らせてくれます。
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この2頭は、ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーという犬種だそうです。

カナダ原産でもともとはカモを飼い主の指示に従って取ってくる犬。とても温厚でトレーニングも入りやすい犬種なんだとか。

この2頭は親子なんですって

そして 最初にバッチリトレーニングについていました。

先住の親犬は生後8週から災害救助犬のプロのトレーナーにつき、徹底的にトレーニングを行ったそうです。

子供の犬の方はその時にトレーナーさんに教わった方法でトレーニングを自分たちでしたそうです。

そして、今も毎日10分から15分 欠かさずトレーニングの時間を設けているそうです。

どのようなトレーニングを毎日しているかというと、彼らの意欲を満たすために、探し当てる遊び(WORK;仕事と表現)をしているそうです。

ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーという犬種、災害救助犬のトレーニングを受けてきた特性彼らがどんなことを欲しているのかを理解した上での毎日の遊びなんですね

飼い主さまは全てWORK;仕事と表現されていました。

まさに、飼い主、犬の双方にとって「遊び」ではなく犬たちの欲求を満たすために「仕事」を与え、そして飼い主と犬の関係性も日々構築しているのだと思いました。

また、こんなことも教えてくれました。

犬が吠える理由はふたつ

1、要求がある時、自分の存在アピールしたい時

2、危険や不安、警戒を感じたとき、自分を守りたい時


対処1;絶対に犬の要求吠えに応えない。飼い主が徹底する。
例えばボールが欲しくて吠えたとしても絶対に与えない。人間サイドが徹底しないとそこは必ず崩れる。

これは日本でもみなさまきっとご存知のことですよね

でも、ドイツ人の「絶対」は本当に「絶対」なのだと伝わってきました。

ワンワン吠えた時についつい名前も使って「もぉーポチうるさいよー静かにしなさい!」
これも犬にとっては要求に応えてくれたと写るんですよね。

もしくは、ご家族でも、奥様は絶対テーブルのものあげないけど、ご主人様はたまにあげてしまうとか。

犬はよく見ていますから、あっという間に、誰に言えば自分の要求が通るのか理解してしまいます。

対処2;あくまで私たちがリーダー
危険や不安を感じたからといって、吠える必要はないことを教える。
自分たちがリーダーであることをしっかり認識させる。


これはもしかしたら日本では一般的にはあまり知られいていないことかもしれません。

でも、とにかく自分たちは犬を含めたチーム、群れであり、その中でリーダーは自分たちであるという関係性を明確にされているそうです。

教えるコマンドは5つのみ
1.SIT
2.DOWN
3.STAY(自分がそばにいてのstayと、離れていてのstay)
4.WALK(ついて歩く)
5.COME


多頭飼いの場合、先住はコマンドのみ、2頭目は名前+コマンド で区別されているそうです。

そして最後にこんなことを仰られていました

「ドイツ人で犬と暮らしている80%の人は、犬が本当は何を欲しているかをわかっていない」

  ほぉーーーーっ

今回お話しさせていただいたご夫婦の犬たちは、他の犬と比較して飛び抜けて良い子に見えたわけではなく、同じように素晴らしくおとなしく見えたのだけど、彼らはドイツ人の中でもかなりしっかりトレーニングしている方なのかもしれないですね

でも、今回お話しを聞いて感じたこと。

このドイツ人のご夫婦が教えてくださったことは、いつも当院がお世話になっているDOGSHIPのトレーナーさんたちが仰られていることと全く同じ。

もちろん、細かいやり方は違えど、Keyは全く一緒なのです

でも大きく違うところ。それは、誰がそれを言っているのかということなのだと思いました。

つまり、私がいつもDOGSHIPさんから教わっていることを、一般の飼い主が言っているということ。

彼らは自分のためにトレーニングを受け、自分たちがそのやり方を完全に取得し、そして、自分の犬に毎日自分たちが責任持って付き合っているのだと。

自分が我が子のトレーナーになれるようにトレーナーさんから教わったことを100%吸収し自分のものにしているのだと感じました。
あらゆる犬に対し、個々に合わせたトレーニング方法を伝えることができるのがトレーナー、そして飼い主は我が子の犬さえしっかり管理できれば良いのですよね

飼い主の意識がとても高いと感じます。

そして、それは決して犬のトレー二ングではないということ。

私たち飼い主が、どれだけ我が子のためのトレーニングスキルを学び取得できるかということなんだなぁ。

また他の飼い主さまにも聞いてみたいと思います

次回もお楽しみに

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com

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