東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
【体がさびるー活性酸素】
2016年09月04日 (日) | 編集 |
活性酸素・フリーラジカル・抗酸化物質・体がさびる

これらの言葉、どこかで聞いたことがありますよね

私たちにとって「酸素」は生きて行く上でなくてはならないもので、生きるために酸素を使ってエネルギーを作り出すのですが、その過程で、種々の「活性酸素」というものが生成されてしまいます

活性酸素はその名の通り酸化力の高い酸素なので、体の様々な細胞を攻撃することがわかっています

鉄が空気(酸素)に触れて錆びてしまうのと同じ原理。

これこそ「体がさびる」と表現される所以です。

このほかにも

ストレス・食品添加物・紫外線・薬物・様々な病気

により体内の活性酸素量が増加することがわかっています。

また、腫瘍や各種疾患で症状が出る前に生体内のストレス・炎症反応として数値が上がるケースもあり着目されています。

ですが生体は、次々と体で発生する活性酸素を効率よく除去する機構を体に持っています

これが自身の持つ抗酸化力です。

生体は常に活性酸素の発生量と自身の抗酸化力のバランスを保ち、健康を維持しています。

ところが時に、この活性酸素が過剰になったり、体の抗酸化力の低下により酸化による障害が引き起こされることがあります

※活性酸素とフリーラジカルは同じような意味で使用されていますが、厳密に言うと異なります。でもちょっと難しいので、今は活性酸素もフリーラジカルも生体を酸化させる(攻撃する)同じようなものと理解してくださいね

近年人の医療では

・腎不全・糖尿病・皮膚疾患・胃腸疾患・免疫疾患・認知症

など様々な疾患にこの「活性酸素」が非常に大きく関わっていることが報告されています

また、各種疾患に抗酸化物質の投与や自己の抗酸化力を上げることにより非常に良い治療効果が得られることも報告されています。

先日、人医療で行われた「酸化ストレス」に関する学会に参加してきました

大変興味深かったのは、

例えば、心臓病という原疾患がある患者では活性酸素が健常群よりも高かった。

そして、もちろん、原疾患(心臓病)にたいする内科的治療は行っていることを前提に、「抗酸化治療」を行った群と、行わなかった群とでは、次の病態(動脈硬化)に移行する群が、抗酸化治療を同時に行った群の方が圧倒的に少なかったというデータです。

動物医療ではまだこういったデータは少ないのですが、犬や猫でも活性酸素による傷害が

・腎不全・糖尿病・自己免疫疾患・アレルギー・アトピー・認知症その他様々な病態に関与していると研究され始めています。

活性酸素が高い群に対し、抗酸化治療を併用することは非常に効果的なのだと思っています。

当院では、犬猫の活性酸素と抗酸化力を測定する機械を導入しています。
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少量の採血で検査可能です
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また、活性酸素が高い動物に、様々な抗酸化治療をご提案しています。
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当院は往診専門動物病院ですので、ご自宅での素のままの「活性酸素」と「抗酸化力」を測定することが可能です

何か、今、様々な疾患で戦っている犬や猫たち、思うように治療効果が得られていない動物、話ができない動物たちだからこそ、彼らが様々な疾患やストレスで生じる活性酸素をチェックしていくことで、より良い治療法の提案、治療効果の確認、より良い生活スタイルのご提案をしていきたいと思っています。
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しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com

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