東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
スキンケアー
2016年12月11日 (日) | 編集 |
「うちの子は薬用シャンプーが手放せない!」「うちの子は皮膚が弱くてアレルギーだ!」そんな言葉をよく耳にします

確かに、ご自宅のわんちゃんで皮膚炎に悩んでいる飼い主さまは多いです。

しかし、「仕方がない・・・」と思っていらっしゃいませんか?

そもそも、皮膚炎が起きて、薬用シャンプーを使用したり、抗生剤、消炎剤を使用するのは対症療法

なぜそうなったのか?を考えると、犬たちには適切な日々のケアーがあり、それによって、皮膚炎を予防してあげることができるのです

対症療法として行われる薬浴、抗生剤は確かに効果がありますよね!ということは、皮膚表面に細菌やマラセチアがいるということ。

そして、それらが悪さをしているということ。

そのため、細菌やマラセチアに効果のある薬用シャンプーや抗生剤が効くのです

でも、ちょっと考えてみましょう…

私たちがお風呂に入っても水ぶくれにならない理由、私たちが地面の土を触っても感染が起きない理由。

それは、ウイルスをも通さないバリアが皮膚にあるからです。

何層構造にもなっており、外部の細菌、ウイルス、ホコリなどあらゆる異物が体に侵入しないようにできています。

しかし、指にささくれができているところや、転んで怪我をしたところは膿んだり、腫れたりすることがありますよね

つまり、なんらかの原因でバリア機能が破綻してしまうと、そこから異物が侵入しそれを排除しようと炎症が起きたり、もしくは細菌感染が起きたりするのです

犬の皮膚は人間の皮膚と比較するとその厚さは1/3-1/5

人間の赤ちゃんよりも薄いんですよ

容易に外の刺激を受け、炎症を起こしてしまいます。

炎症が起きた皮膚はバリア機能が低下します。(バリアレス)

ではどうしてあげたら良いのでしょうか?

悪さをしている細菌やバクテリア、皮膚表面に付いた異物(ホコリ、花粉など)をしっかりと取り除き、そして、バリアレスの皮膚を守るためにしっかりとコーティングをしてあげることが大切です。

では、もともと犬の皮膚にはどんな汚れが付いているのでしょうか?

犬の皮膚表面には常に分泌される皮脂という“あぶら”が存在します。

もちろん、本来は皮膚を守るための皮脂ですが、この皮脂に周辺環境のほこりや汚れ、アレルゲン物質などがくっつき、固い固形油脂成分となります。

そこに雑菌が繁殖し、アトピーや種々の感染症の原因、かゆみの原因となります。

また、皮脂は、24時間もすれば、酸化して過酸化脂質となり、それ自体が刺激性の異物となります

そんな犬の皮膚表面の脂質汚れ、普通にシャンプーしても実は全く落ちていません・・。

私たちが、手に油をべったりぬり、それをお水で流したとしても、油は全く落ちないですよね?

犬の皮膚をキレイにするためには、この固形油脂成分を落とすことを目的に作られたオイルでクレンジングする必要があります。

そして、シャンプーで汚れを落とし、汚れが取り除かれた犬の皮膚表面に、さらに種々の保湿成分からなる保湿剤を使用し、バリアレスとなっている皮膚表面全体をコーティングし、外部の刺激から皮膚を守る必要があるのです。

【おすすめは、N’s driveブランドのスキンケア製品】

そこで当院がオススメするのは、N’s driveブランドのスキンケア製品です。
特に評価している点として
・ スキンケアの原理原則・皮膚科学に基づいて作成されていること。
・ 犬の皮膚表面に付着した固形油脂を除去するために作成されたシャンプーであること。
・ 全成分が表示されていること。(9割以上のペット用製品は全成分表示ではありません)
・ 植物・食品由来の天然成分であること。
・ 刺激や毒性を排除し、長期的に安心して使用できること。
・ 数ある保湿成分の中から保湿効果の高い優れた成分や、損傷を受けた皮膚に必要とされる成分が選択されていること。


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使い方は、女性のメイククレンジングと同じ。

1、オイルで油脂を落とす
まず、クレンジングオイルを使って皮表面の固形油脂を浮き上がらせます。
臭いが出やすい部分、肉球の間、お尻周辺などは特に丁寧にクレンジングしてください。
製品;スキンクリーニングオイル;http://www.nsdrive.com/products/detail.php?product_id=14

2、シャンプーで洗浄
浮き上がった油脂をシャンプーでキレイに洗浄します。
製品;スキンシャンプー;http://www.nsdrive.com/products/detail.php?product_id=10

3、保湿剤でコーティング
最後に、保湿性の高い保湿剤を皮膚全体に塗布して完了です。N’s driveの保湿剤は、すすぐ必要はありません
製品;スキンバリア;http://www.nsdrive.com/products/detail.php?product_id=2

4、プラスα
ちょっとおなかの皮膚を見てみてください。おなかの皮膚は毛も薄く、特に乾燥しやすい部分。
乾燥して皮膚がシワシワになっていたり、乾燥してフケのような痂皮が出ている子もいるかもしれません。
そんな時は、部分用の保湿剤もオススメ!
製品;スポットバリア;http://www.nsdrive.com/products/detail.php?product_id=4

* N’s drive製品には、特に大きなトラブルがない子用の 「N’s drive home」シリーズがありますが、「皮膚炎がひどい!」そんな時は、 N’s drive homeよりもさらに刺激を低くした製品「N’s drive」があります。(無香料)
どちらの製品が我が子に良いか、ぜひ病院で相談されてくださいね。

ベタつきが少ない子は、クレンジングオイルはしなくても大丈夫ですが、月に1回もしくは2ヶ月に1回はオイルを使って毛穴の奥から汚れを取り除き皮膚を清潔に保つのもオススメです。

シャンプーは、特に皮膚トラブルがない場合には2週間に1回で十分に保湿効果が持続します。

バリアレスになった状態の皮膚に薬用シャンプーを何度も使用することは薬剤を体の中に取り込むことになりますし、どうしても薬用シャンプーの乱用により皮膚表面をさらに痛めてしまうことになります。

ですので、細菌やマラセチアを殺菌するというよりは、細菌やマラセチアの「餌」となる皮脂汚れを確実に除去し、細菌やマラセチアが皮膚内部に入り込まないように保湿剤でコーティングするという概念をぜひ皆さまにご提案いたします。


臭いがする!=細菌の感染や皮膚の炎症があることを示しています。

もしシャンプー後でも、すぐに臭いが出てくる場合、その洗浄はしっかりできていない可能性があります。

しっかり清潔に保たれた皮膚は臭いがありません。

ただ、すでに、湿疹がひどい、痒みがひどいと言った皮膚には、スキンケアだけではなかなか治りません。

適切な抗生物質などを使用して感染を治療し、合わせてスキンケアをする必要があります。まずは、かかりつけの病院に相談されてみてくださいね。
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しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com


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