東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
その後のかん太くんー炎症性ポリープ(ダックスポリープ)
2017年06月26日 (月) | 編集 |
今から1年半前、「3年前から時々ウンチに血液が付着する」ということで診察させて頂いた当時10歳のミニチュアダックスのかん太くん。
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川崎市にある日本動物高度医療センター;JARMeCで検査を行い炎症性ポリープであることがわかりました。

検査時のブログ;http://shimapetclinic.blog.fc2.com/blog-entry-258.html
その後のブログ;http://shimapetclinic.blog.fc2.com/blog-entry-274.html

炎症性ポリープはオスの中高齢のダックスに好発する腸管内のポリープで、「ダックスポリープ」とも呼ばれます。

症状としては良便に血液付着、軟便、下痢、血便、しぶり、便が出にくい・・です。

血液検査では大きな異常が出ることが少なく、食欲や元気も普通のことが多いです。


ダックスポリープの治療法は外科的切除ではなく、内科疾患とも言われるほど内科治療に反応します

ステロイドや非ステロイド系の消炎鎮痛剤、免疫抑制剤に大変よく反応しポリープが縮小します。

なぜこのようなポリープが発生するかは未だよくわかっていません。

ですが、ステロイドや免疫抑制剤に反応することから、ダックスに特異的な何らかの免疫学的異常が関与しているのでは?と考えられています。

どうしても薬に反応しない場合は外科的切除をすることもあります

この日からかん太くんの治療がスタートしました

治療開始してからのかん太くん、嘘みたいにピタッと血液が付着しなくなり、1ヶ月後の再診では3cmあったポリープがかなり小さくなりました

あれから1年半、途中ポリープがやや大きくなったり薬が変更になったりとありましたがかん太くんの体調はとっても良く毎日快適に過ごしています。

当初プレドニゾロンというステロイドとアトピカという免疫抑制剤を毎日飲んでいたかん太くん。

徐々にステロイドの減薬に成功しています

そして今月の高度医療センターの再診でもポリープはとても小さく、高度医療センターの獣医師とも話し合ってついにステロイドを一旦切ってみることにしました
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飼い主さまもまさかステロイドを切ることができる日が来るなんてと大感激

私もずっと頑張ってきたかん太くんと飼い主さまを見てきたのでうれしくてうれしくて!

先日ご自宅に往診に伺った時も、元気一杯しっぽぶんぶんで迎えてくれたかん太くん。

定期検診の血液検査も全く異常がありませんでした。

病気は終わりがなくて、まだまだケアーが必要ですが、でも、今日という日を笑顔で過ごせること、何よりの宝物です

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com


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