東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
甲状腺機能亢進症の新しい治療法
2012年08月20日 (月) | 編集 |
今日はHill's(ヒルズ)さんから出ている療法食『y/d』を取り上げて見たいと思います

この療法食は、『ちゃんの『甲状腺機能亢進症』のために作られたフードです。

以前にもブログでお話しした事がありますが、猫ちゃんの甲状腺機能亢進症とは、首の所にある甲状腺という組織から、過剰に甲状腺ホルモンが分泌されることにより、体に種々の障害をもたらす病気です
(人ではバセドウ病としてよく知られています)

症状としては、
・食欲が増進しその割には痩せて行く
・飲水量が増加する
・性格が活発あるいは攻撃的になる
・以前よりもニャーニャーニャーニャー鳴く
・毛がパサパサしている
・時々下痢や嘔吐をする


   などなど。

また、甲状腺ホルモンが過剰に出る事により肝臓や心臓などにも負担がかかります

6-20歳の中高齢のネコちゃんに多く、性差はありません。

日本では13歳以上の猫ちゃんの約2割に甲状腺機能亢進症が見られると報告されています。
(※当院では8歳以上の猫ちゃんは1年に1回は甲状腺ホルモン濃度を測定する事をオススメしています)

原因の多くは甲状腺の過形成や甲状腺腫瘍によるものです。

血液検査で甲状腺ホルモン(T4)の値を測定することで、体にとってT4が適応量かどうかをチェックすることができます。


治療ですが、昨年までは、甲状腺機能亢進症と診断された猫ちゃんには『チアマゾール』というお薬を処方していました。
このお薬は、甲状腺ホルモンの合成をおさえて、その分泌を減らします。結果的に、甲状腺機能亢進症のいろいろな症状が改善されます

そして、昨年発売された画期的なフードが『y/d』です。
このy/dを与えるだけで、今まで必要だった亢甲状腺薬が全くいらなくなるのです

このy/dの特徴は、通常のペットフードに含まれるヨウ素を極力制限しています。
このヨウ素により、甲状腺機能亢甲進症の猫ちゃんでは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうのです。

y/dの製品情報 http://pd.hills.co.jp/thyroid/

実際に当院でも、亢甲状腺薬からy/dに切り替えた猫ちゃんが3頭いらっしゃいますが、3頭とも見事に適正なホルモン濃度に維持できています。

お薬で管理していた時よりも、非常に良い甲状腺ホルモン濃度で維持できる印象があります。

ご興味のある方は、どうぞ遠慮なくお問い合わせください

しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com


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