東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
グルーミング
2017年12月18日 (月) | 編集 |
動物の体の手入れのことをグルーミングといいます。

子犬は出産時、膜(胎膜)で覆われて生まれてきます。

当然膜に包まれていますのでこの時点では子犬は通常鳴きません。

その胎膜を母犬が噛み切り舐めとり、臍の尾を噛み切り、かつ、子犬を一生懸命なめて刺激をして肺呼吸を促します。

刺激を受けた子犬はミューっと第一声をあげ、この瞬間から肺呼吸が始まります。

この行動こそが最初に子犬が受けるグルーミングとされています。

生まれたばかりの子犬は自分で排泄することができないために、母犬が子犬のおしりを舐め、排泄を促します。

母犬は、子犬がひっくり返って転がってしまうほど体中隅々まで舐め、仮に便で子犬の体が汚れていても、全部キレイに舐めとってしまいます。

この刺激と行動が母犬の愛情であり、その愛情をしっかりと受け子犬は心身共に穏やかに育つのです

犬という動物は野生動物ではなく、その後、人と暮らす動物です。

そのように改良されてきました。

なので、私たち人間がグルーミングしてあげないと、長毛種の子たちは毛が絡まってしまったり、アンダーコートと言われるふわふわの毛がうまく抜け落ちずに通気性が悪化し皮膚コンディションが低下し感染を招くことになります。

「犬」という生き物は、皮膚のコンディションを保つために必ず人が介入しなくてはいけないのです。


ナッツの日々のブラッシングの様子です。


では例えばフレンチブルドッグやスムースチワワ、スムースジャックラッセル、ミニチュアピンシャー、パグのようにとーーーっても毛が短い犬はどうでしょうか?

短毛種は、毛が長い子よりは手入れが楽かな!?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は一般的に毛が短い子の方が抜け毛はたくさん

びっくりするぐらい抜けるのです

犬の被毛は一般的に、ある一定期間に脱落し新しい毛が生えてきます

これを換毛といいます。

季節の変わり目には大量に毛が生え変わります。

シングルコート、ダブルコートという言葉がありますが、簡単にいうと、シングルコートは換毛期があまりなく、1年を通して少しずつ毛が抜け落ちては生えるタイプの犬たちです。

代表的なのがトイプードルやヨークシャテリアです。

一方ダブルコートは毛が2層になっています。

やや硬くて皮膚を保護する目的のオーバーコートと言われる被毛と、より皮膚に近いところにある保温保湿を目的とした柔らかいふわふのアンダーコートと言われる被毛の2層です。

代表的なのが、柴犬、ダックスフンド、コーギーです。

もともとは寒い時期に毛が長く伸びたりふわふわのアンダーコートが豊富になり、季節が変わり暖かくなってくる時期にアンダーコートは一気に抜け落ちるのですが、今は温度管理のされた室内で暮らしている子が多かったり、もともと暑い国の犬が寒い国で暮らしていたり、その逆もあったりと、あまり原産国には関係なく様々なタイプの被毛の子が存在します。

また、寒い外にいる時間が少ない分、最近では、本来はもっと毛が伸びてほしいタイプの子も毛の伸びが悪かったり、温風が出るような暖房機の前でぬくぬくしている場合には、毛根がカサカサに乾燥し皮膚トラブルを招くこともありますので注意して下さいね!

犬たちには毛の長さに関わらず、毎日ブラッシングが必要です。

被毛を傷つけないブラッシングであれば1日に何度やっても大丈夫です。

それは犬と飼い主の非常に大切なコミュニケーションの時間であり、皮膚を良い状態に保つための必要な時間です。

家族誰でも行えることはとっても大事なこと


しまペットCLINIC
shima.pet.clinic@gmail.com

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