東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
毛球症
2012年09月10日 (月) | 編集 |
今日は先日の往診症例を一つご紹介いたします

5歳の猫のミミちゃん
主訴は、『もともとよく吐く。ここ1週間は何度も吐く』とのことでした。

吐いたものを見せていただくと、毛玉がいっぱい!ウンチを確認させてもらうと、ウンチにも毛がいっぱい!

毛球症】の可能性があると判断し、治療させて頂きました。

毛球症
猫ちゃんはグルーミングといって、日頃から自分の体や手肢を一生懸命舐めて毛づくろいをします。

その時に抜けた毛の一部を飲み込んでしまうのですが、通常、毛球を定期的に吐いたり、ウンチの中に一緒に排泄します。

しかし、うまく体から出せない場合、毛球が消化管内で徐々に大きくなり、様々な症状を引き起こします

これを毛球症と言います。

原因
被毛の量が多い長毛種や、ブッラシング不足食事中の繊維不足運動不足などなど

症状
胃の中の毛球が大きくなってしまうと、その刺激で頻繁に嘔吐をしたり、胃炎、便秘、下痢など様々な消化器症状が現れます。

治療
今回の様に嘔吐が何度も続き、脱水気味になっている場合には、点滴や制吐剤をお注射します。

毛球症の子用のフードもあるのですが、ミミちゃんはすでに毛球症の子用のフードを食べていますし、他のフードに変更するのは大変との事で、消化管内の毛球の排泄を助けるための潤滑剤をお出ししました。
ラキサトーンという製剤です。
ラキサトーン


チューブに入ったペースト状で、1-3cmくらいを最初の2-3日あげてみます。
(味は割と猫ちゃんに好評で自らペロペロしてくれる子も多いです)

製剤は白色ワセリンで出来ているので、抵抗がある方もいらっしゃいます。
ただ、使っている方達からは大変好評です。

便の排泄がスムーズになり、毛球を吐く事がなくなったら、週に1-2回投与するなど間隔を開けてOKです

通常の毛球症であれば、殆どの子がラキサトーンでうまく管理ができます。
また、今食べているフードを変更しなくても良い点も利点です。

往診させて頂いたミミちゃんも、症状が2ー3日で改善し、ここ2ヶ月は一度も吐いてないそうです
お大事にしてくださいね

毛球をよく吐いたりする猫ちゃん、ご興味がある方はどうぞ一度お試しください。



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