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前立腺肥大
2013年01月08日 (火) | 編集 |
男の子のわんちゃんで、『最近便秘気味になった』とか、『ウンチをする時にすごく力んでいる』といった事はないですか

♂のワンちゃんには、人と同様前立腺が存在します。

前立腺は、膀胱と陰茎を結ぶ尿道を取り囲むように存在します。

前立腺自体は、精液に含まれる粘液を生成、分泌しています。

この前立腺は正常でも加齢とともに肥大して行きます

しかし、この肥大によって直腸が圧迫されて便が出にくくなってしまう場合を前立腺肥大症と言います。(便秘、排便障害)

※人では一般的に、尿道や膀胱が圧迫されることによる排尿障害として症状が現れます。

【原因】
前立腺が肥大する主な原因は、性ホルモンのアンバランスによって起こると考えられています。
つまり、加齢とともに、精巣の働きが衰えてきて、雄性ホルモンがきちんと分泌されなくなり、雌性ホルモンとの間に不均衡が生じて前立腺が肥大すると言われています。
早い子で2歳頃から肥大が始まり、症状はなくとも5歳以上の雄犬の50%は前立腺が肥大していると言われています

【症状】
便秘、排便障害、時に粘液便、時に血尿

【診断】
触診により前立腺の腫大を確認します。
もし腫大があれば、レントゲンやエコーでより詳しく診る必要があります(※当院にはレントゲンやエコーがないので、近隣の病院をご紹介いたします)

【治療】
軽い便秘程度なら軟下剤の投与や食事療法をオススメします。

前立腺肥大の最も効果的な治療法は『去勢手術』になります。
術後約4週間で小さくなります。

老齢犬であったり、手術ができない子は、内科的に雌性ホルモン剤や抗雄性ホルモン剤の投与を行います

前立腺肥大を予防するには、早期の去勢手術がとても重要です

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