東京、千葉、神奈川、ペットの往診動物病院です。飼い主様の環境とその子にあった治療方法をご提案いたします。
短頭種
2013年04月08日 (月) | 編集 |
4月になりましたね♪  皆さまお花見されましたか?  私はギリギリ葉桜で

でも、私、桜は割と散り際が好きです ヒラヒラと落ちてくる桜の花びらに何とも言えない心がほんわかするんです

さてさて、先日ある集まりがあり、数名の飼い主さまとそのワンちゃんたちの前で『日常のケア』に関して少しお話させていただきました。

ご参加くださったワンちゃんは、ダックス、トイプードル、ポメラニアン×トイプードルのmix、ビーグル、フレンチブルドッグちゃんでした

たまたまですが、フレンチブルドッグの飼い主さまがたくさんいらっしゃったので、今日はフレンチブルドッグに多い疾患について一つご説明します。



フレンチブルドッグは、パグ、ボストンテリア、シーズー同様、いわゆる“お鼻が短い犬種短頭種に属します。

短頭種はそのかわいらしく特徴でもある、『平坦な顔、短くて太い首、まーるい頭』を持ちます。

しかし、この解剖学的構造がゆえに、『閉塞性呼吸器障害を起こします。

簡単に言うと、他の犬種と比較すると、呼吸がしにくいのです。

閉塞性呼吸器障害を起こすには、いくつかの疾患が合併して起こります。

狭窄性外鼻孔(お鼻の穴が狭い;肉眼で診断可能)

軟口蓋過長症(のどの奥にあるヒダ状のもので、短頭種は他の犬種と比較すると長すぎるために、空気が吸いにくく、特に寝ているときはいびき音として確認されます)

気管低形成

気管虚脱   ・・・などなど


これらは遺伝的素因により、若いうちから発生し、慢性経過をたどりながら徐々に悪化していきます。

症状
激しい呼吸、高体温、運動をしたがらない、呼吸時に明らかな音、激しいいびき・・・etc

診断
狭窄性外鼻孔以外は麻酔下での診断になります。

治療
治療の目的は『症状の緩和』です。

文献によると、上記にあげた二つの疾患「狭窄性外鼻孔」と「軟口蓋過長」を切除した場合の改善率は96%と高い治療効果が得られるのに対し、より高齢で切除を行った犬は69%と低い改善率となります。


大切なことは短頭種はこれがふつうと思うのではなく、
もし、短頭種閉塞性呼吸器障害が見受けられるのであれば、早期、特に1歳未満で外鼻孔狭窄と軟口蓋過長の手術を行い、それ以上の病態の進行を止めるべきだと思います。

これから、梅雨が近づいてきますと、高温多湿で急激に症状が悪化するケースもあります。
夏期の外出や、湿度や気温の調整などもされてくださいね!!
太りすぎもNGです


ヒト用のメディカルアロマのblogも更新しました http://larosee.blog.fc2.com/


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